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公認会計士

公認会計士になるまでの道のり(一般編)~後半~

短答式試験と論文式試験の合格率

前回のブログの続きです。

会計士試験の合格率について、年2回行われる短答式試験の合格率はそれぞれ10%前後、論文式試験の合格率は30%から40%です。

できる人はストレートに両方とも合格してしまいますが、まとめて合格する人は少ないでしょうか。

論文式試験は短答式試験に比べて合格率が高いですが、

母集団が短答式試験10%をくぐり抜けてきた人たちなので厳しい戦いになります。

修了考査

論文式試験を合格すると公認会計士まであと少しです。

論文式試験合格後、公認会計士試験合格者になると、ほとんどの人が監査法人で働くことになります。

公認会計士登録をするためには、監査法人等で得られる実務経験を2年間積む必要があります。

事業会社で勤務して法令で定められた業務を行うことにより実務経験の要件を満たすこともできます。

加えて、実務補習所という教育研修機構に3年間通う必要があります。

この実務補習所は2年間もしくは1年間に短縮することも可能です。

実務補習所では授業に出席して単位を取得する必要があり、考査と課題研究の合格点を取る必要があります。

2年間の実務経験と3年間の実務補習所を経た後に修了考査という試験が待っています。

修了考査に合格すると公認会計士に登録する権利が付与されます。

修了考査は、昔は面接があったようですが今はありません。

試験のみの一発勝負です。

試験は12月に行われます。

私が受験したときは1月でした。

修了考査の科目と時間は、会計に関する理論及び実務(3時間)、監査に関する理論及び実務(3時間)、税に関する理論及び実務(3時間)、経営に関する理論及び実務(2時間)及び公認会計士の業務に関する法規及び職業倫理(1時間)の5科目です。

この5科目の試験が2日間で実施されます。

論文式試験と同様に最初から最後まで書き続けるため、手がつらくなる試験です。3時間の試験が3つもあるので、途中でトイレに行くこともあります。試験範囲も広い。

合格率は年によって前後しますが、60%~70%でしょうか。

修了考査は時間もお金もかかる試験なので後輩たちには、 絶対に一回で受かるように準備した方がいい、と言っています。

公認会計士登録手続き

修了考査合格後は公認会計士開業登録の手引に沿って登録手続きを行います。

審査会の開催日程が月に1回しかないことから登録に少し時間がかかってしまいますが、税理士登録に比べると面談もなく手続きはスムーズにいった記憶があります。

登録手続きが完了すると、公認会計士になることができます。

公認会計士に登録すると年会費を支払う必要があります。

監査法人に所属していると公認会計士登録の年会費を払ってもらえますが、独立すると自己負担になります。(会費は地域により異なり年間およそ11万円から12万円。)

公認会計士登録までにたくさん勉強してきたかもしれませんが、 今後も会計基準等の変更があるので継続して勉強する必要があります。

編集後記

今週は寒い日もありましたが今日はとても暑い1日でした。

午後に息子と公園に行きシャボン玉やボールで遊んでいましたが、

暑かったからか30分ほどで、帰りたいと言われてしまいました。

個人的にはサッカーを一緒にしたいですが、息子は今のところサッカーに興味がないようです…